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自我が強い
『比肩』とは自分の日干と同じものが中心星の位置にあることを示しています。自分自身を強めているということになるので、自我が強く一本気な性格です。
自分で本当に納得しなければ絶対に人の言うことを聞くことはないと言っても過言ではありません。良くも悪くも頑固者です。頭で理屈はわかっていて心・きもちがそれに付随しないのです。
その代わりと言っては失礼かもしれませんが、自分で一度決めたことはトコトン貫く意志の強さがあります。自分が気に入ったり、好きになったり、コレと決めたものが見つかった場合はひたむきに取り組み、努力を惜しみません。個人競技のスポーツ選手などに多いのも特徴です。
マイペース
何事にもマイペースで、自分のペースを乱されることを何よりも嫌います。そういった意味では非常に不器用で、時にわがままな存在と思われ、周囲から敬遠されてしまうこともあります。
基本的には個人第一主義な人が多く、協調性に欠け、束縛を嫌い、人に指図されても素直に従わなかったりすることも多いでしょう。
比肩の人の開運方法は、若いうちに独立して自分で何でもできるような状況に自分を持っていくことで自分も周りも楽になると思います。
日干の陰陽での違
中心星比肩の人は、非常に負けず嫌いですが、実際のところ人と競争して勝とうと思っている人はあまりいません。あくまで負けず嫌いの対象は自分自身ですので、自分が納得できるかどうかなのです。
特に、日干が陽干(甲・丙・戊・庚・壬)の人は、わかりやすい頑固者で、自分をはっきり主張し、衝突して喧嘩をすることも多い非常に激しい性格を表に出すタイプです。
一方、陰干(乙・丁・己・辛・癸)の人は、一見ソフトな性格に見えることが多いですが、好き嫌いは非常に激しく妥協しないので、それをストレートに表に出さない分、偏屈な人に思われてしいがちです。
ただし、陽干・陰干どちらにしても、自分のペースとテリトリーが確保されれば人とぶつかることはほとんどありません。
中心星 比肩 まとめ
中心星が比肩の人は、何より自分の満足が大事ですので、自分のやりたいことに関して損得勘定には無頓着な人が多い傾向があります。また、相手に合わせたり機を見て動くことは苦手で、一度決めたら簡単に方向転換できず、チャンスを逃すこともあります。そのため金銭面で苦労する人も中にはいます。
兄弟で財産を争ったり、女性であっても自分が一家の柱となって働くという宿命があるといわれたりもしています。
とにもかくにも努力家ということでは、すべての通変星のうちで断トツナンバー1ですので、自分が打ち込むことを見つけたら、これほど強い星はありません。
中心星比肩の方は、早めに自分のやりたいことを見つけ出し、ひたむきにそれに向かって努力していきましょう。