九星気学② 後天定位盤 方位の出し方 九星の運行 時間と方位 年と月の味方 初級編

九星気学

前回の九星気学①の初級の知識では、九星 五行 相性 本命星などの情報をお伝えしましたが、今回は後天定位盤 方位の出し方 九星の運行 時間と方位 年と月の味方をお伝えしていきたいと思います。①と同様基礎知識としてとても重要になりますのでしっかり頭の中に入れておいていただけたらと思います。

目次

後天定位盤

九星気学において、吉方位・凶方位を判断する九星がどこにあるのかを見るために方位盤というものを使用します。

方位盤は北・東北・東・南東・南・南西・西・北西にあてはめられますが、とても重要で間違えやすいことがあります。それはいつも皆さんが使っている方位と上下左右が逆になる、すなわち対極の場所になるということです。

いつも皆さんが北(上)としている所が南(下)に、東(右)としている所が西(左)、その他の方位も全て対極の場所が九星気学の方位盤の方位になります。

最初は頭が混乱してしまいそうですが、まずはこのことをしっかり頭に入れておきましょう。

方位盤にはいくつかありますが、上の図のように五黄土星が中央にある状態が定位置になります。これが九星気学で基本となり後天定位盤といいます。こちらをもとに運勢や方位の象意を占うことも多いのので、よく覚えておきましょう。

八方位の出し方

方位を割り出すためには、今住んでいる場所と、移動する場所が書かれた地図を用いて測定します。

方位は少しずれただけでも吉凶が変わってしまったり吉凶が入り混じったりする恐れがありますので、気を付ける必要があります。

九星気学では基本、東西南北を30度、北東・北西・南東・南西を60度として方位を図ります。中にはすべての方位を45度とする宗派・考え方も存在します。

正直どちらが正しいという判断は、それぞれの考え方ですのでここでは控えたいと思いますが、こちらのサイトでは前者で多数派の東西南北30度を元にお伝えしていこうと思っております。(個人的にはどちらの考え方も信じています)

方位盤においての九星の運行

九星は一定の法則に従って運行

先程紹介した後天定位盤は九星の定位置を示したものになります。

しかし、実際の九星は後天定位盤の位置にずっとあるわけではなく、年・月・日・時間のそれぞれで一定の法則に従って運行しています。上の図の番号順に規則的に動いています。

この運行順は非常に重要になりますので、しっかり覚えておきましょう。

九星気学で使う方位盤

方位盤の中で、年ごとの九星がどの位置にあるのかを示す方位盤を年盤、月ごとは月盤、日ごとは日盤といいます。

八白中宮の方位盤

それぞれの九星が方位盤の中央に位置する状態を『中宮』といいます。五黄土星が中央にある場合は『五黄中宮』、上の図のように八白土星が中央の場合は『八白中宮』と呼び、その他もそれぞれの名前に添って『~中宮』と呼びます。


2022年・2023年・2024年の年盤の推移

2022年の年盤 五黄中宮

2023年の年盤 四緑中宮

中宮が四緑木星の四緑中宮になり、先程の運行の法則に従って一つずつずれているのがわかると思います。

2024年の年盤 三碧中宮

同じように四緑中宮だった昨年から一つずれて三碧が中宮にきています。中宮だった四緑は右斜め下に移行していることがわかります。

十二支があらわす方位と時間

九星が方位盤の上を規則に従って運行するのに対して、十二支は方位盤で決められた定位置があります。

明治6年に採用された太陽暦を使う以前の日本では、時間と方位を十二支で表していました

「草木も眠る丑三つ時」という言葉があったように『丑三つ時』ということばを聞いたことがある人もいるでしょう。これは丑の刻、すなわち午前1時から3時を、30分ごとに4分割したなかの3番目の時間、つまりは2時から2時30分の間ということになります。

年と月の見方

暦は立春から始まる

現在私たちが正月・新年としているのは1月1日からですが、これは明治6年に採用された太陽暦(グレゴリオ暦)によるものです。

九星気学やその他多くの占いで使用するのは、立春が1年の始まりとする太陰太陽暦という暦になります。

旧暦の名残で1年を24の節に分け(二十四節気)2つの節でひと月になります。すなわち1番目の節から新しい月が始まり3番目の節で月が替わります。

二十四節気とおおよその日付

2月:立春2月4日 雨水2月19日 3月:啓蟄3月6日 春分3月21日 4月:清明4月5日穀雨4月20日

5月:立夏5月6日 小満5月21日 6月:芒種6月6日 夏至6月21日 7月:小暑7月7日 大暑7月23日 

8月:立秋8月8日 処暑8月23日 9月:白露9月8日 秋分9月23日 10月:寒露10月8日 霜降10月23日 

11月:立冬11月7日 小雪11月22日 12月:大雪12月7日 冬至12月22日 1月:小寒1月5日 大寒1月20日

節日までは前の月でみる

占いで用いる太陰太陽暦では、元旦から節分(2月3日)まではまだ年が明けていないことになります。年盤表で方位や運勢を調べるときには注意が必要です。

また、各月でも同じようなことがあり、月の初めの節日は現在の暦の4~8日になります。それ以前の日は前の月のものを見ることになります。

例えば8月だったら、立秋の8月8日(前後あり)ですから、8月1日から7日までは前の月の月盤を見ることになります。

1年の節日(日にちの前後あり)

2月:立春2月4日 3月:啓蟄3月6日 4月:清明4月5日 5月:立夏5月6日

6月:芒種6月6日 7月:小暑7月7日 8月:立秋8月8日 9月:白露9月8日 秋分9月23日

10月:寒露10月8日 11月:立冬11月7日 12月:大雪12月7日 1月:小寒1月5日

まとめ

今回は九星気学②として 後天定位盤 方位の出し方 九星の運行 時間と方位 年と月の味方を書いてまいりました。

基礎中の基礎の知識になりますので、しっかり覚えていただけたらと思います。

次回はの九星気学③では吉方位や吉方位に関する知識をお伝えします。①、②を多少なりとも理解してからご覧いただければと思います。

最後までご覧いただきありがとうございました!

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