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反骨精神旺盛なキレモノ

『傷官』は兄弟星の『食神』と同じく子供のイメージになりますが、『食神』が素直で明るい幼児のイメージなのに対して、『傷官』は反抗期の娘・息子のような屈折した激しさを持つ星です。
ものすごく繊細で、感受性が人一倍高く、頭脳明晰ですがプライドが高く、上から目線で人を見る所があります。
『食神』と同様に、自分が感じたことを吐き出すタイプですが、食神のようにマイルドな表現ではなく、どこかきつくトゲがあるように聞こえてしまいがちです。
敵を作りやすいがクリエイティブ

『傷官』の人は、感じたことをお構いなく言いまくったり、人が言いにくいこともズバッと言ってしまったりすることも少なくないので、思わぬ形で敵を作ってしまうこともあります。
しかし、傷官は屈折することでエネルギーを溜めていくので、その表現力は大胆かつ緻密です。音楽や演技、文章、芸能分野など、クリエイティブな才能の持ち主が多く、それにエネルギーを注ぐことによって自分を発散し、人との関係も良化していき成功することができます。
『傷官』をお持ちに方は、自分を吐き出し、表現することでいいサイクルが生まれてきますので意識しておきましょう。
傷官美人

傷官を命式中に持っている女性は、昔から『傷官美人』と言われており、顔がシュッとしてキリっとした、いわゆる「キレイなお姉さん」系の人が非常に多いです。女優さんやモデルさんはかなりの確率で傷官を命式中に持っていることが多いです。
アイドル系の顔立ちの人は偏財を持っている人が多い気がします。(個人調べ)
孤独の星

『傷官』は別名孤独の星とも言われています。孤独と聞くとネガティブなイメージを持ってしまいますが、孤独も才能のうちです。
典型的なアーティストタイプの人なので、一匹狼的な生き方の方が似合います。組織の中では浮いてしまったりするので独立独歩でやる方が楽でもあるし成功もしやすいと思います。
非常に高い潜在能力と感受性を持っていますので、一発何かにはまったら大成功するという人も少なくありません。
財を生む星だが…

『食神』同様、『傷官』も財を生む星であり、一度成功して得る財の大きさは『食神』のそれを遥かに上回ります。
ただ傷官の才能は諸刃の剣でもあります。勢いがついてコントロールをなくしたりすると、他人も自分も傷ついてしまう星です。特に女性は、夫の星である『正官』を攻撃してしまう星なので、結婚運が良くないとも言われています。しかし、傷官の激しさを受け止めてくれる『食神』、激しさを抜き取ってくれる『偏財』、激しさをコントロールしてくれる『印綬』を中心星にもっている人を選ぶとうまくいく可能性が高くなるでしょう。
文字通り【官を傷つける】星ですので、社会的な価値観ではなく、持ち前のクリエイティブな感性を武器に自分を表現していくことで充実した人生を送ることができるかもしれません。
まとめ
『傷官』を中心星に持つ人の性格・特徴をお伝えいたしました。
芸能人に傷官を持っている人が非常に多いことからも、高い表現力を持ち、独特の感性をもっている傷官ですので、人に何と言われても、自分の輝けるステージを見つけ創造的な生き方を送ってくださいね!


